北海道の中央部に位置するJA上川中央管内は、水田、畑作、酪農・畜産、野菜生産、さらに特産のきのこと多彩な農産物を生産している。新井組合長は、8日のWTO農業交渉対策全国代表者集会で決意表明。「合意内容によっては地域農業の崩壊につながりかねないと強い懸念を持っている」と危機感をあらわに。世界的な食料事情が大きく変化しているなか「これまでのように経済力だけで世界の食料を買い漁るということが許される状況にはない」と訴え、政府は国の基本スタンスとして、食料の安全保障の必要性を世界に主張すべきなどと語るとともに、食と農の現状や「国民のふるさとでもある農村」の崩壊につながることがないよう消費者にも理解を求めていくことが重要だと強調した。(記事参照)