「今まで考えてきたことが上手くモノになり、生産者はもちろんのこと水稲用除草剤を推進する行政、流通など関係者から高く評価され、この度の栄えある学会技術賞の受賞を心から喜びたい」という。『水田雑草のSU(スルホニルウレア)系除草剤抵抗性簡易検定キットの開発』で日本雑草学会技術賞を吉田修一(古川農試)、権田重雄(日植調研究所)の各氏とともに受賞した。1980年代の後半から普及したスルホニルウレア系一発処理型除草剤だが、剤に対して抵抗性を示す異変が北海道、東北を中心に全国的に確認されはじめた。簡易キットは、SU剤抵抗性検定を簡便にしたもので、「今後は、SU抵抗性変異が報告されたオモダカや、SU抵抗性が確認されていないが他の難防除雑草などの検定法の開発に挑んでいく」という。(記事参照)