「今年は新たな水田農業の展開に向けた挑戦の年」と農業協同組合研究会のシンポジウムで強調した。同JAでは評価の高い主食用米生産のほか、 飼料用米の取り組みが昨年から注目されている。これは生活クラブ生協と酒田に本社のある平田牧場と3者による取り組みで「食料自給率の向上、水田の多面的機能の維持、食の安全・安心に応えるもの」と話した。しかし、収支はかなり厳しく政策支援がないと継続できない事業、と強調した。今後は米からの脱却を進めなればならないとするが、地域条件からすると麦生産や大豆生産には限界があるといい、「国際的な穀物状況を考えると、全国的に適地適作を考えるべきではないか」と指摘した。(「第7回シンポジウム 水田農業の確立と農協の課題 報告」から)