「39%といった食料自給率の現況、コメを中心とした農産物の内外価格差、諸般の規制、さらに、食の安全・安心に対する消費者の関心の高まりなど取組まなければならない課題が山積しているが、3役とともに業界の発展のために、なにがしかの貢献ができれば」という。今回の理事・副会長就任は、岡本敬彦前理事・副会長の住友化学における社内異動にともなうもの。6月20日に開催される同社の株主総会で代表取締役常務執行役員に選任される予定で、大庭成弘代表取締役専務執行役員から農業化学部門を引き継ぎ統括する。農薬工業会との関わりは4年前、同社アグロ事業部長として、当時の多田正世会長のもと運営委員会委員長として事務方を務めた経験があり、手腕の発揮が期待されている。(記事参照)