私は現在70歳。農協生活50年になるが、今日ほど農協の活躍が期待されていた時代はなかった。WTOや米政策など色々な問題があるが、全農は消費者と生産者の橋渡し役をしていかなければならない。燃油価格や飼料価格の高騰などで農業経営は厳しいが、価格への転嫁がうまくいっていない。安心で安全な農産物を家庭へ届けるためにはこれだけのコストがかかるのだ、ということをJAをあげて伝えていき、消費者に理解してもらうようにしたい」と、7月24日の就任会見で全農の目標を掲げた。
平成15年にJA奈良県経営管理委員会会長に就任し、(社)家の光協会監事や(社)全国農協観光協会理事などを兼任、20年からJA全農経営管理委員会会長に就任した。「JAは組合員のためにあるという基本姿勢を忘れずに、前会長の?澤氏を中心にすすめてきた改革路線を今後もすすめていきたい」と、全農の改革にも意欲的だ。(記事参照)