本田氏は有機栽培、減農薬・減化学肥料栽培を通じて、地域の環境・農地を守る運動を生産者、消費者とともにすすめる「環境保全米」運動を展開し、「厳しい米政策改革のなかにあって稲作農業の展望をもたらし、農業・農協の発展のために献身的に活躍」(すいせんの言葉から)していることが評価され、今回の受賞となった。
環境保全米は平成8年15戸610aでスタート、2年目は130戸70haに拡大した。宮城経済連(当時)、みやぎ生協、各地域の生産者部会が賛同して本格化し、平成15年JAみやぎ登米が組織的取り組みへ。現在は同JA管内1万1000haの90%が環境保全米に。平成19年産から宮城県全体の県民運動に広がり、県内水田面積の70%を目標にJA・中央会、全農、県、消費者などが一体となりすすめている。安全安心、高品質、ヤマセに強いなどJAの米つくりに多大な貢献を果たしている。