農業見直しの追い風が吹いている。これを「的確に捉え、追い風に乗った(JAの)事業運営の舵取りをすること」がポイントと強調する。「今までと同じ取り組みのくり返しでは衰退の一途をたどるだけだ」ともいう。JAいわて花巻の事業展開は▽女性部の要望による産直施設「母ちゃんハウスだぁすこ」▽自前の温泉を利用した高齢者福祉施設▽介護事業▽葬祭事業▽幼稚園……と実に多彩。これら「地域社会への貢献」を実践する施設利用の事業はみな元気だ。健康ブームに対応した「雑穀の里づくり日本一」という事業や、食育では農業体験学習の取り組みも盛んだ。今後「風を読み、挑戦をしていくには組織の力、人材、資源を活かした事業展開が必要だ」という。