「今年度に1億円以上かけて牛舎を増築したが、その費用すら支払えず借金が増えている。15haの畑で飼料などを作り、コスト削減対策に努めているが、もはや手を尽くした感が強い。所属している酪農とちぎでも廃業する仲間が相次いでいるし、深夜のアルバイトでなんとか生活している仲間もいる。」
現在36歳で、大学卒業後即就農。53頭の経産牛を飼養し年間乳量は330tほど。9月10日の中酪の緊急会見では後継者代表として、酪農家の窮状を訴えた。「牛乳は子牛が成長して妊娠して出産して初めて生産できるもので、命を感じることができる食品だ。酪農家は命を育む食品を国民に提供している。私たちのような若い人間が、未来に希望をもてる経営ができるようになってほしい。」(関連記事)