「1級河川の飯梨川川沿いという、飼料生産に不適な立地条件にもかかわらず、7haの水田を作付けしたり、またNPO組織と連携して景観形成にも取り組み、地域環境美化なども積極的にやっている。また自らが育てた育成牛を使っていることも評価されたのだろう」。
「地域とともに歩む酪農をめざして」をテーマに第26回全農酪農経営体験発表会で発表し、見事最優秀賞を受賞した。「まだまだ経営努力途上なのに、こんな伝統ある賞をもらってしまい、言葉に言い表せないほどうれしい。若い人たちの見本となるように、これからも頑張りたい。ただ最優秀賞受賞者は来年の表彰式にも出席することになっているが、来年まで酪農を続けられるかどうか不安だ。後継者がいるのに酪農を辞めなくてはいけないような状況が変わってほしい」と、酪農経営の置かれている現状を訴えた。(記事記事)