「東京で5年間サラリーマンをやっていたので、就農してまだ4年しか経っていない。今は一歩ずつ確実な土台作りをしている。乳量が少ないのは承知の上だが、今は繁殖が大事だと思って繁殖管理に力を入れている」と第26回全農酪農経営体験発表会で「私の経営理念〜牛歩確実也〜」をテーマに発表し、繁殖管理に優れていることなどが評価され、優秀賞を受賞した。
「このような大会に出席して、日本全国の仲間と話し合えるというのは、酪農発展の原動力になる。若い人たちと一緒に、自分だけがよいというのではなく、地域全体を盛り上げていきたい。息子が跡を継ぐかどうかはわからないが、開拓からの歴史を後世に伝えるためにも、牛歩のように静かでも確実な一歩をしっかり進んでいきたい」(関連記事)