「植物検疫と防除の現状を見つめながら、今の時代がこの2つに何を求めているのかを的確に捉え、問題解決に向けて真摯に取組んでいきたい」という。12月1日付けで、植物防疫課長に就任した。農政に携わる者として、いかにも恵まれた名前ではないか。昭和31年岩手県北上市生まれ、52歳。同57年東大農学系研究科卒(修士)。「高齢化が進む中、地域の農業に元気がない。耕作放棄地も辛い」と指摘。実家はもともと水稲2haの農家だったが、現在では委託しているだけに、なおさら「元気のない地域の農業を憂え」ている。植物防疫課へは平成12年総括補佐として配属され、齊藤登課長(当時)のもとで課全体の業務の調整、予算要求などに携わった。趣味はサッカー。東北人魂の「辛抱、粘り、堪(こら)え」が信条。植物検疫と防除の両面に精通した明朗闊達な新植防課長の誕生、との印象。