「安全操業を第一義に、高品質な商品を継続的に製造していくことが最大の使命だと肝に銘じていますが、もう一つの優先すべき目標と課題は、いかに能率よく、かつ効率よく生産性を高めていくかなんです」と12月19日、新たに竣工なった福島工場（福島県双葉郡大熊町）の竣工式で、本紙のインタビューに応えた。直江津工場（新潟県上越市）、所沢工場（埼玉県所沢市）での勤務を経て1999年７月、ここ福島工場へ赴任し10年目に入った。同工場の社員は約30 名余。そのうち、実際に生産ラインに立っているのは、３分の２の20名余。生産者ニーズに応えるためにも、「限られた人員を、いかに適正配置していくかが重要となります」という。今後の課題は、「大量生産品と少量生産品の歯車のかみ合わせ」だとも。
