「優秀賞も茨城県つくば市の仲間が獲得した。(私は)昨年、栄えある日本大賞をいただいており、できることなら仲間に大賞を受賞して欲しかった」と謙虚さを漂わせた。東京ドームで開催されている『世界らん展日本大賞2009』において、2年連続で日本大賞に輝いた。受賞花名は、リカステ属の『ショールヘブン‘ヨウコズ デライト'』。「日中は23〜24℃、夜間は14℃程度で丹念に育てました。日本の夏を嫌う品種なんです」とはにかむ。中南米に自生する蘭のリカステ属。実は、受賞花は、99年に日本大賞に輝いたリカステ属『ショールヘブン‘キョウト'』のサラブレッド。‘キョウト'をいっそう進化させ、 17本の花茎に大きな花とつぼみをつけた力作として、高く評価された。