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【横浜植木(株)取締役社長】
渡邊宣昭

 「種苗開発は、同一種内か近縁の野生種の範囲で交配・改良を試みるのが一般的ですが、近年では近縁野生種にとどまらず通常の交配では不可能な遠縁の生物種のもつ特性を利用することも技術的には十分可能な状況になっています。おそらく、この流れがさか戻りすることはないでしょう」と、本紙4月10日号からの新企画の1つ『種苗開発の裏話』に執筆。中国24節気のうち4月には、春の穏やかな陽光を受けて自然の息吹が清々しい「清明(せいめい)」、穀物を育てる雨の「穀雨(こくう)」が入っており、本格的な園芸シーズンを迎えるに相応しい重みのある言葉。園芸を支えるものの1つに種苗があり、ここにきて「大切な『育種』に新たな概念が...

 「種苗開発は、同一種内か近縁の野生種の範囲で交配・改良を試みるのが一般的ですが、近年では近縁野生種にとどまらず通常の交配では不可能な遠縁の生物種のもつ特性を利用することも技術的には十分可能な状況になっています。おそらく、この流れがさか戻りすることはないでしょう」と、本紙4月10日号からの新企画の1つ『種苗開発の裏話』に執筆。中国24節気のうち4月には、春の穏やかな陽光を受けて自然の息吹が清々しい「清明(せいめい)」、穀物を育てる雨の「穀雨(こくう)」が入っており、本格的な園芸シーズンを迎えるに相応しい重みのある言葉。園芸を支えるものの1つに種苗があり、ここにきて「大切な『育種』に新たな概念が生まれつつある」とも。新企画にご期待を。 (詳細は「シリーズ:視線」を)

(2009.04.03)