「報農後援会の諸活動をいっそう活気あるものにし、これからも植物保護に関わるひとびとの情報交換や研究開発の発展に寄与していくことを切に願っている」という。
　このほど、故河野義明会長の後任として急遽職責を引き受けた。同会は、植物保護を通してわが国農業者へ報恩することを念願し、昭和36年に設立された（財）報農会から育英費を受けた者、海外渡航費の援助を受けた者などが報農会活動に協力し、会員相互の親睦、情報交換などを目的とし、平成２年に結成された。事業の構築に向けては、初代会長の故本間保男氏らの尽力によるところが大きいが、報農会主催のシンポジウム「植物ハイビジョン」開催への支援や「ろまん報農」の発刊などが事業推進を牽引している。塩澤会長は、「これらの取り組みが会員相互を結ぶ絆となってくれることに期待」している。