「田んぼの生きもの調査は参加しないとわからない。農家のおばちゃんも、自分の田んぼに入って調査することはほとんどないし、実際にやると99%の人がはまる」と、生きもの調査の面白さについて紹介した。
「これからの水田の価値は、コメの品質や収量だけでなく、生物多様性によって評価されるべき。これまで農業は“業”の部分、つまり生産性・品質向上や規模拡大での食糧生産など、99%が金の単位でやってきた。これからは“農”の部分、つまり命を育み季節を感じることなど、命の生産を中心にしなければならない」と話す。BASCでは今秋から「田んぼ市民運動」を展開し、環境保全型農業をさらに推進していく。