タイトルの「ありがとう 緑のぬくもり 人へ 社会へ」は、JA伊万里のキャッチフレーズだ。大地とその恵みに感謝しようという気持ちが込められている。
本田さんに1つの転機が訪れたのは、毎年6月に行われる教育文化・家の光プランナー専修講座だった。「10年後もみなさんのJAは元気ですか、という問いにどう答えるか。教育文化活動には『家の光』の記事活用が大事だと感じ、これほど役に立つものはないとすすめた」という。
JA伊万里の『家の光』普及率は30%強で、佐賀県内では高い普及率だったが前年実績割れが続いていた。愛読者拡大運動に取り組もうと、役職員や女性部で教育文化活動研究会を開き、全支所10冊底上げを目標にしたところ、普及率は35.3%と2003年の合併以来はじめて前年実績増となった。「教育文化活動には立場や世代を超え、理想にむけて人と人とをつなぐ力があると感じた。教育文化活動と組合員の組織活動が協同活動の原点と信じ、これからも組合員の幸せづくり活動に貢献したい」とさらなる活動に向けた抱負を述べた。
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