コマツリフトは昨年10月、コマツユーテリティの国内事業部と連結子会社の販売店9社を経営統合して発足した。磯田社長は「経済環境が激変し、国内総需要が07年度比でほぼ半減した中で効率化を図りながら、お客様への対応力を落とさないようにするため」だと語る。
世界の食料事情や日本の食料自給率については、「おカネさえあれば何でも手に入るという幻想をまだ引きずっているような気がする。農業も企業経営みたいな形で国際競争力を持ち、結果として利益を生む仕事になり、なおかつ食料自給率が上がるといった政策や議論があってしかるべきだと思う」と語った。
(シリーズ「この人と語る21世紀のアグリビジネス」)