単協だけでどうにもならない問題は県連を通して全国連に話を通すが、「その過程にもどかしさを感じていた」という氏は、系統を最大限に利用してきた一方で、全農や経済連のやり方に不満も感じていたと言い、「単協が抱える問題をもう少し全国連にも分かってもらいたい」との願いから、同じ悩みをもつ仲間を募って新世紀JA研究会を立ち上げた。
JA島根県グループが今年度からの3カ年計画で検討に入った1県1JA構想については、「組合員離れをしないのが、第1原則。組織の合理化ではなく、今の県内11JAをそれぞれ地区本部制のような形にして、地域密着型できちっと組合員の面倒を見られるような形が理想だ」などと私見を述べた。