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【長野八ヶ岳農業協同組合 前代表理事組合長
農協運動の仲間達が贈る 第32回農協人文化賞 経済事業部門受賞】

薩田 行和 氏

 農協運動の仲間達が贈る第32回農協人文化賞経済事業部門を受賞した。
 昭和37年南牧農協に入組して以来、永年にわたり野菜の生産販売業務を中心に生産基盤づくり、系統販売体制の構築、産地発展などに尽力した。

 「南牧村農協に入組した後、39年間の勤務のうち27年間を販売業務・生産購買業務に従事した」という薩田氏。印象深い出来事として、「昭和42年ごろ生産面では露地栽培からポリマルチ栽培へ、包装は木箱から段ボールへ、輸送は貨車輸送からトラック輸送へと大きな変革の動きがあった」ことのほか、46年のそ菜部会設立、48年の30年振りの旱魃による発芽不良・病害・腐敗の大発生、49年に強制通風予冷庫を3基建設しレタスの一元集荷を実施したことなどをあげた。
 また平成16年には、同JAを含む5JAによる広域合併JAの代表理事組合長に就任し、22年5月に退任するまで6年間広域合併JAの基礎づくりに貢献した。

【略歴】
(さつた・ゆきわ) 昭和17年生まれ。昭和37年南牧村農協入会。同50年財務課共済係長、同54年生産課課長補佐、同59年生産課長、同63年生産指導課長、平成7年企画管理課長、同12年参事を歴任し同13年3月退職。平成16年長野八ヶ岳農協組合長に主就任し、組合長を2期6年務める。

(関連記事:第32回 農協人文化賞 シンポジウム

(2010.06.28)