創刊100周年を迎えた際、「コメづくりをもう一度世界の視点から見つめ直し、東北のコメづくりを元気にしたい」と一力氏が団長となって世界24カ国のコメづくり現場を取材。従来の農業問題の枠組みを超えた連載企画「オリザの環」に取り組んだ。
氏は地域と農業のかかわりを追求し、コメ・農業・農協に対する思いは強い。東北経済連合会常務理事、仙台経済同友会副代表幹事なども務め、農業関係者が直接かかわれない場で地域づくりや農業・農村の大切さを強調している。
【略歴】
(いちりき・まさひこ) 昭和35年仙台市生まれ。立教大学経済学部を卒業し同61年河北新報社入社。同63年共同通信社に出向。平成7年に河北新報社編集局次長兼特報部長に就任。同9年、河北新報創刊100周年記念企画「オリザの環」取材団長。その後、取締役編集局長、代表取締役副社長などを経て、同17年から現職。
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