「JAは組合員のための組織であり、職員は組合員のためになるかどうかを行動の判断基準とするように」を重点にした職員指導に努める。安心・安全を徹底し生産者の講習会や勉強会、加工場では衛生管理を重視し職員120人に食品衛生責任者の資格を取得させた実績もある。
中札内村で1990年代前半からはじまった枝豆の栽培は売り上げが伸びず赤字続きだったが、高品質な枝豆製造のため大規模瞬間冷凍設備やフランス製の大型収穫機などを導入。今では全道屈指の枝豆産地を確立させた。
人口4000人の小さな村を活気のある豊かな農村に仕立て上げた。
【略歴】
(やまもと・かつひろ) 昭和17年3月生まれ。北海道中札内高等学校卒業。40年農業後継者として就農、昭和62年十勝柔道連盟理事長、62年北海道柔道連盟理事、平成11年中札内村村議会議員(1期)、同年中札内村農協理事、14年代表理事組合長、20年十勝農業協同組合連合会代表理事会長。
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