man・人・woman

JAcom man・人・woman

一覧に戻る

【愛媛県農業協同組合中央会前会長(愛媛県)
農協運動の仲間達が贈る 第32回農協人文化賞 一般文化部門受賞】

石川 迪士 氏

 農協運動の仲間達が贈る第32回農協人文化賞一般文化部門を受賞した。
 昭和58年、38歳の時に農協青壮年部からの推挙で旧土居町農協の監事に就任し、4年後には同農協の専務理事になった。専務時代、組合長時代を通して、2回の合併に尽力した。

 規格外品の加工に着手し、平成9年には商品化できないサトイモを使い、JA、農業改良普及センター、酒造会社と協力して里芋焼酎「やまじごろし」を醸造し、2年後には山の芋焼酎「うまの風」も販売しJAうまの特産品となった。
 また食農教育に力を入れ、平成17年に市内学校給食への地元産エコ認証米の完全供給を実現。今では減農薬・減化学肥料の学校給食米「うまそだち」を生産者やJAが一体となって生産している。
 平成19年には、県農協中央会会長に就任。「決めたことは必ず実行・実践する」を信条にさまざまな問題に着手し、中でも担い手問題では県JAグループで「育成総ぐるみ運動」を展開し、多様な担い手確保に向けて実績を上げた。その一方で、余暇を見つけては農業に汗を流しており、「一農業人として農業・農協を通じて生産者、消費者とともに農協運動に邁進」している。


【略歴】
(いしかわ・みちし) 昭和12年愛媛県宇摩郡土居町生まれ。愛媛県立小富士高校中退。50年土居町農協監事、53年土居町農協理事、62年土居町農協専務理事、平成5年土居町農協代表理事組合長、8年うま農協へ合併代表理事専務、13年うま農協代表理事組合長、15年うま農協代表理事組合長(川之江市農協と合併)、19年愛媛県中央会会長、19年愛媛県厚生連代表理事会長、19年全国厚生連経営管理委員、20年(社)家の光協会監事、現在に至る。

(関連記事:第32回 農協人文化賞 シンポジウム

(2010.07.13)