JAあしきたでは、特産品の甘夏・デコポンをつかった加工品の生産・販売や直売所の取り組みなど、6次産業化を基軸に独自の地域振興に取り組んでいる。県内初のJA直売所となったJAあしきたファーマーズマーケット「でこぽん」もその取り組みの一環だ。
また、JAあしきたが中心となって県内外のJAや連合会、行政、学校、メーカー、小売店などのほか、マスコミや著名人など120以上が加盟し、新たな加工品の商品開発、販売、PRなどを行う「JAあしきた農産物直販ネットワーク協議会」を立ち上げている。「活動の中心は主にJAからの商品開発の提案だが、このネットワークをいかに活かして地域活性化につなげるか」が今後の課題だと本山氏は話している。
そのほかJAでは、高齢者訪問活動の専門員「らいふサポーター」の設置、JAコンビニ店舗の展開、植物工場の建設などをすすめているが、「こういったさまざまな事業展開は、職員教育や人づくりをしっかりやっているからこそ」の成果だという。