「わが国の農業市場はすでに開放されており、長年にわたる洪水のような安価な農産物の流入で価格は下落を続け、漁業経営を窮地に追いやってきた。漁業経営体、水揚げ金額、自給率は低下をたどり、漁業者からは『国はどこまで我慢しろというのか』と怒りの声を聞く。
TPP参加は地域経済が崩壊し、(漁業が持つ)国境域の監視機能といった多面的機能の維持も困難となり、国民生活の安定に多大な影響を及ぼす。
自由化の進展、需要増で世界の水産資源は過剰に漁獲されている。これ以上自由化を進めれば資源の争奪合戦に拍車をかけることは明らかだ」と述べた。
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