「生き残ろうという必死の思いのなかで小さなスタートを切り、それで組合員が一生懸命がんばってついて来た。農協もそれに答えるためにがんばって売る、商品を開発する、職員も雇うという積み上げを繰り返しやってきた」と、産地を築くための活動について振り返った。
JAは村に雇用も生んだ。村から町へ、というのが一般的な人の流れだが馬路村では、町から山へ、となっている。
「今は村で働く若い人たちの結婚ラッシュです。ただ、そのパートナーが高知市在住だったりするので、その2人が村のなかでこれからも住んでもらえるような環境整備もJAとしての課題だ」という。
東谷氏は平成17年に第27回農協人文化賞一般文化部門を受賞している。