アメリカや中国に日本の米の種子や技術を持っていったことで、今「アメリカ産コシヒカリ」などが日本に入ってきている。このTPP問題が浮上したことで、アメリカに日本の種子を出してしまったことが同じ食味の安い米と競争することになるので自分たちの首を絞めることになってしまったように感じるという一方で「TPPの議論は日本の米文化を考え直すいいチャンスでもあると思います。子どもたちに田んぼやお米のすばらしさを伝えるだけでなく、米の生産調整政策のために麦で所得を上げているという現状を踏まえたうえで、生産者としても糸島の米作りをもう一回考え直すいいきっかけだと思います」と今後の抱負を語った。