JA福岡市は昭和37年の合併以来、支店の数を増やしたことはあっても統廃合はしていない。「それだけに、JAに対する組合員の親密度が高く、これが現在のJA事業の大きな支えになっている」という。
同JAは、組合員数の5分の4が准組合員だという都市型JA。今後さらに都市化が進むと予測されるなか、「JAへの結集力を高めるには組織活動の活性化が必要だ」との考えから、16年には中堅職員によるプロジェクトチームを設置。支店ごとの組織活動を支援している。
支店における活動を展開する時、「問われるのは支店のプロデュース力。特に支店長を中心とする職員の企画力、人間力」が大事だと指摘する。「職員1人ひとりが組合員や利用者に満足され信頼される人材をめざし、努力することが重要」だと提起している。