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【旧仁賀保町農協職員、食育工房「農土香」代表】
渡辺 広子 氏

 JA職員として生活指導員を定年退職後、食育工房「農土香(のどか)」の運営で女性パワーの発揮を実践してきた渡辺氏。JAでの女性の出番について「女性でなければ見えないことや女性だからできること、逆に男性だから見えることや男性だからできることがある。お互いにその出番をつくっていかないといけない」と話す。

 「世の中は男半分、女半分。しかし日本社会をみても、JAのなかをみても、生活に関する議案は圧倒的に男性多数でつくられています。JAの場合もほとんどの議案は県でまとめられ、それが単協へと下りていく。生産面での計画であればある程度それでもいいが、生活面のこととなれば、やはり女性ならではの感性や視点を取り入れることがもっと必要」だといい「下から積み上がっていく計画であればもっと地域も元気になるはずです」と強調した。
 また、JAのトップ層に女性を抜擢する決断力が必要だとして、「この面では女性に任せた方がいい」と女性の感性を認めてくれるトップの存在が大切だと述べた。


(関連記事 【座談会】活力あるJAを支える女性職員・女性組織  山田泰行氏・百瀬康子氏・渡辺広子氏・伊藤澄一氏 )

(2013.02.27)