2年前から全国の青年部で取り組んでいるポリシーブックづくりは、単に政策提言をまとめるだけでなく、盟友一人ひとりが自らの経営や地域活動で抱えている問題や疑問などを出し合うところからスタートする。その中で、自分でやること、青年部でやること、JAと一緒にやること、JAや行政に要望することを明確にし、「その解決策を人任せでなく、青年部で探りながら積み上げ主体的に行動に移していく」ための取り組みだ。
なかには集約が難しい問題もあるが、「そういった時は、自分たちがいまやれることから取り組もうと、行動に移すことに重点を置く」という。
「ポリシーブックをつくるのは本当に勉強になる」。というのも、「農業政策や流通、販売の仕組み、JAグループの事業や役割などを知ることで、自分自身の営農や経営、そして地域やJAのことを見つめ直す」ことができるからだ。
また、ポリシーブックづくりの中で「農業は個人で行う」が、それと同時に「農業は地域なしでは語れない」ということを実感したという。
これからもポリシーブックづくりと、その活用を通じて「盟友が互いに研鑽を図り、正組合員、総代、役員などとしてJA経営に積極的に参加していくべき」だと提言している。