JA全農ではSSや石油、LPガスといった従来の小売分野の強化とあわせて、太陽光発電などの新エネルギー分野の事業化にも積極的だ。
新エネルギー事業では、「家庭用、産業用、そして再生可能エネルギー」と、大きくわけて3つの分野に取り組んでいくという。
このうち産業用では「ESCO・オンサイト事業」というまったく新しいビジネスに取り組む。これは、「A重油を使ったボイラーをLPガスやLNG(液化天然ガス)に転換していくだけではなく、ボイラーなどの設備もJA全農が持ち、そこから出てくるエネルギー蒸気、熱、温水などをお客様に供給するビジネス」だ。25年度以降は、JAグループの食品工場、飲料水工場、病院などエネルギーを大量に使う施設に対して「積極的に提案していく」考えだ。
このほか、新エネルギー分野では、三菱商事との合同会社も設立した。今後の燃料事業について、「総合エネルギー事業の構築にむけて積極的に取り組んでいく」と意欲を見せる。