高峰組合長は、元々は葉タバコ農家の跡取りだったが、農協や県連の要職を歴任した後、8年前からJAの組合長を務めている。
JAあしきたは熊本県南部の位置し、デコポンなどカンキツ類の産地として有名だ。これらの加工品を数多く開発しているほか、大手コンビニチェーンと提携してコンビニを運営するなど、異業種との連携も積極的なJAだ。
さまざまな新規事業に取り組むが、「常に新しいものを取り入れ、変えていこうという気持ちを持っている」と、新しいやり方をどんどん取り入れようという高峰組合長の積極的な姿勢が如実に表れている。JAのめざす姿を「なにかで注目されるJAにすること。正組合員4500人ほどのJAだが、小さくてもキラリと光るJAをめざしている」という。
商工業者、流通業、消費者団体など地域の団体・企業を巻き込み6次産業化を展開し、「安全安心のマークである、JAマーク商品の全国制覇」をめざしたいと目標を語った。