山下秀俊さんは、長崎県の酪農経営者。平成20年の第54回JA全国青年大会で、自身が所属するJAながさき県央青年部が活動実績発表全国大会に出場し千石興太郎記念賞を受賞した。この受賞に感動を覚え「JA青年部活動にのめりこんでいった」という。長崎県農協青年部協議会委員長を務め、24年にはJA全青協の副会長に就任。25年度の役員改選で会長に立候補し、5月16日の総会で選任された。
25年度のJA全青協の活動目標として、TPP反対運動、東日本大震災の被災地復旧・復興の支援、など5つを掲げる。とくにTPP反対運動については、6月15日にJA全青協が主導して47都道府県で一斉に街頭参加阻止行動を起こすなど、「大きなうねりを作り出したい」と力を入れて取り組んでいく考えだ。
また、「今の時代を変えるのは私たち青年」だとして、漁連、JC、商工会なども含めて「同じ年代を生きる仲間たちと連携を強化したい」と抱負を述べた。