同社の農業製品事業売上高は104億ドル。全体の約3割を占め、事業部門別では最大で、研究開発の投資額も多い。今後の農薬の研究開発について、「常に10ほどの化合物を開発ラインに乗せている。開発状況にもよるが、毎年新製剤を打ち出していきたい」と意欲的だ。
今後の同社の農業製品事業がめざす姿を「デュポン社が持つさまざまな化学技術を組み合わせることで、より優れた問題解決の手法を提供していく。食糧、飼料などに対する現在と将来ニーズへの対応、作物や農業資源の保護、農業コミュニティの社会的、経済的繁栄の促進に貢献し、農業の持続的成長を実現したい」と語った。
(関連記事 殺虫剤「サイアジピル」 2014年登録めざす)