斐川町は、JA、町ともに昭和30年代の合併以来、枠組みが変わらずに1町1JAでやってきたという全国でも珍しいケースだ。そのため、行政とJAが一体となって農業政策を推進し、土地利用型農業を推し進めてきたという歴史がある。
めざす姿は「1町1農場」。また、地域水田農業ビジョンでは、「売れるものづくり」を掲げている。これは、「単なるものづくりではなく、販売起点のものづくり、であるべきだと考えている。うまく売ることができれば、作ることもうまくいくということ。主力の米は産地指定米50%を達成、ハトムギは8億円かけて麦と併用の乾燥調製施設を建設して生産量を増やし、発芽ハトムギ茶を販売。ヒマワリうどんも作っている」など、幅広い作物の産地化を達成している。