八木岡努氏は、32歳の時、父の後を継ぐ形で就農し、現在はイチゴを生産している。JAの青年部で委員長を務めた経験などから、青年部や青年部OBの後押しを受けて平成24年4月、JA水戸の組合長に就任した。
青年部の委員長時代から感じていたのは、「生産者とJAとの間の“ずれ”」。「農協は誰のためにあるのか」という疑問のもと、「生産者、利用者の目線に沿った事業・運営が必要ではないだろうか」と感じ、農協改革へと踏み出した。
JAにとって最も重要なことは「次世代対策」。そのための取り組みとして、総合ポイント制度や太陽光発電をスタートしたほか、新規就農者を増やす施策としてインターン制度や新たなJA出資型や公社型の法人設立などを模索している。