松下さんは昭和10年神奈川県生まれ。この地に農協をつくったのは、松下さんの父の世代だった。
「記憶に残っているのは、農業倉庫をつくるのに大人たちが、壁土の材料を提供するだけでなく、労力も提供していたこと。みんなで作業し、文字通り手づくりの農協づくりだった」という。
この農業倉庫は、今でもJAはだの東支所に「東秦野農協」という看板とともに残っている。当時の思いを、「農業会が今度は農業協同組合という名称になる、ここがその拠り所になるんだ、という気持ちだった」と振り返る。
(続きは、【シリーズ・農協を創った人たちを訪ねて】[2]松下雅雄氏・JAはだの前代表理事組合長 組合員同士の結集が、農協づくりの出発点 で)