斉藤繁組合長は、「組合員のための組合づくり」に必要なのは、「職員の意識改革」だという。とくに今年度は「気配り」と「行動力」を掲げて職員にこれを徹底し、「組合員のみなさんに『組合がなくてはならない』という気持ちを持ってもらえるよう取り組んでいる」という。
その具体例がJAの米事業だ。「JAとしての企業努力を常に考え、組合員のみなさんに1円でも多い所得を得てもらうために、どう誘導していけばいいのかが大事」だという。同JAでは、業務用として新たに開発された新品種の「ふくまる」の栽培推進を行っており、その意義については「自信を持って作ってもらった米をわれわれが販売しますよ、ということを組合員に提示した」と語る。