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【JA茨城みなみ代表理事組合長】
齊藤 繁 氏

 「組合員のためのJAづくりをどうするかが改めて課題になっている」。JA茨城みなみでは、組織のためではなく組合員のための組合づくりを徹底的に浸透させることをめざしている。

 斉藤繁組合長は、「組合員のための組合づくり」に必要なのは、「職員の意識改革」だという。とくに今年度は「気配り」と「行動力」を掲げて職員にこれを徹底し、「組合員のみなさんに『組合がなくてはならない』という気持ちを持ってもらえるよう取り組んでいる」という。
 その具体例がJAの米事業だ。「JAとしての企業努力を常に考え、組合員のみなさんに1円でも多い所得を得てもらうために、どう誘導していけばいいのかが大事」だという。同JAでは、業務用として新たに開発された新品種の「ふくまる」の栽培推進を行っており、その意義については「自信を持って作ってもらった米をわれわれが販売しますよ、ということを組合員に提示した」と語る。

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(2014.10.10)