「この国のかたち」をめぐる攻防で、国民と農協は同じ立場にある。農協はマスコミにより、国民から分断されがちであるが、この問題構造の自覚が大切である。
安倍政権が否定するのは「戦後レジーム」だけではない。根底には戦前・戦中の日本の負の歴史を「なかったことにする」歴史修正主義があり、世界のひんしゅくを買っている。首相が、それらを、人の感情、情念に訴える「情念訴求型」政治として追求しているところに、日本の最大の危機がある。
この情念訴求型政治の経済基盤づくりとして、アベノミクスが追求されている。しかしその「日本復興戦略」は「日本安売り戦略」「農村安売り戦略」に他ならない・・・。