阿部氏は自民党の会合にもたびたび招かれ、農協改革について発言している。そのなかで、「これからもJAが地域活性化を推進する機能を担っていく大事な組織だと訴え、中央会ができた当時、一楽照雄さんが残した名言も紹介した。一楽さんは、農協系統の本店は単協である。県連は支店であり、全国連はせいぜい出張所である、と言われた」として、農協系統がピラミッド構造ではないことを説明したという。 すなわち「主権在民」であり、「国民のために国があるのであって国のために国民があるのではない。ところが、今回の議論を聞いていると、そうではなくてトップリーダーが、俺がやればできるんだ、という傲慢さも見える。もっと謙虚に、私らは米を作っていますが、それこそ稔れば稔るほど垂れる頭、になって冷静に物事を判断してほしいと思う」。
(続きは、【提言】シリーズ・農業・農協改革 地方創生は農協が担う で)