人参収穫機 HN15S

　掘取り・根切り・搬送・茎葉処理・選別・運搬の6役をこなし、重労働である人参収穫作業の省力化を実現した小型人参収穫機は、発売以来、各地の人参産地に導入されてきた。ヤンマー農機は、さらに改良を加え、高能率・高精度な作業で、適期収穫・品質向上に貢献する小型1条掘り「人参収穫機HN1S・HN15S」の2型式を新発売した。
◎主な特長
１．高精度な収穫作業を実現する調節機構
○引起し高さ調節ハンドル：手元ハンドルを回すだけで、茎葉の引抜ベルト・引起しベルト高さを無段階調節が可能。茎葉が短い時や霜枯れ状態においても、収穫精度を向上させる。
○回転刃ノンツール機構：人参の茎葉をカットする回転刃の調節が、調節ノブを回すだけで簡単に行える。人参の状態に合わせて、カット高さを揃えることができるので、品質向上につながる。
２．掘取り・茎葉カット精度の向上
○3つのベルトで確実な引起し：左右2列の引起しベルト、縦1列のOKベルトで茎葉の引起しを確実に行うので、回転刃でのカット精度がより向上し、後方の補助者の負担が軽減され、作業能率もアップする。
○2段肩そろえ構造：茎葉カットの高さをそろえる肩そろえガイドと、駆動式コグベルトをリンク機構による可変式にした。肩そろえ性能をより安定させて、葉切り精度を向上させた。
３．作業能率の向上
　走行速度のアップと、茎葉掻き込み性能向上との相乗効果で、高能率作業ができ、収穫適期を逃さない。また移動速度もアップし、圃場間の移動もスピーディに行えるなど。
　価格は、HN1S,Cで231万円、HN15S,Cが262万5000円（共に税込み）。全国好評発売中だ。