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【全農畜産サービス】
画期的な業界初の鶏舎照明LEDランプ『コッコランプ』を発売

コッコランプ  畜産用施設資材全般を取り扱う、全農畜産サービス(株)(峯苫稔三社長)では、低消費電力で環境に配慮した鶏舎内照明用ランプとして、発光ダイオードを使った電球型LEDランプ『コッコランプ』(CoCo=Co2削減ランプ)の販売を4月1日より開始した。鶏舎照明でのLEDランプの応用は、業界初となる。 全農畜産サービス(株)は、ローヤルライティング(株)(浜井電球工業(株)の全額出資会社)と、シャープ(株)とともに、飼料価格が高騰している中、生産性の向上と生産費の低減が求められている畜産の生産現場に対応し、経済性・環境性に優れるLEDランプを白熱電球の代替品とする研究に取り組んできた。そ...

コッコランプ
コッコランプ

 畜産用施設資材全般を取り扱う、全農畜産サービス(株)(峯苫稔三社長)では、低消費電力で環境に配慮した鶏舎内照明用ランプとして、発光ダイオードを使った電球型LEDランプ『コッコランプ』(CoCo=Co2削減ランプ)の販売を4月1日より開始した。鶏舎照明でのLEDランプの応用は、業界初となる。
 全農畜産サービス(株)は、ローヤルライティング(株)(浜井電球工業(株)の全額出資会社)と、シャープ(株)とともに、飼料価格が高騰している中、生産性の向上と生産費の低減が求められている畜産の生産現場に対応し、経済性・環境性に優れるLEDランプを白熱電球の代替品とする研究に取り組んできた。そして白熱電球の40W相当の調光型鶏舎用LEDランプ『コッコランプ』(共同特許出願済み)の開発に成功した。
 シャープ(株)が高輝度LEDの製造を、ローヤルライティング(株)がLEDランプの製造を、全農畜産サービス(株)が販売を、それぞれ担当する。なお『コッコランプ』のユーザーは、初期投資費の軽減に向け、リース対応も可能だ。
『コッコランプ』には、次ぎのような画期的な特長がある
.40W型白熱電球と同等の照度で消費電力は1/10。つまりCo2の排出量も1/10。
.鉛・水銀を含まない「RoHS」(ローズ:電子・電気機器における特定有害物質の使用制限についての欧州連合による指令)対応でエコロジーに配慮。
.4万時間以上の寿命(40W型白熱電球の約40倍)で、電球交換などのメンテナンスが不要。
.調光可能(別途コントローラーが必要)なので、雛の成長と作業に応じて照度調整ができる。
.鶏の性成熟に悪影響しない電球色を採用。
.白熱電球・蛍光灯に比べて発熱が少ない。
.低温(マイナス20度まで)でも性能が落ちない。
.外形の素材はアルミとプラスチックを使用。白熱電球・蛍光灯に比べ、壊れにくい。
.白熱電球の標準ソケットにそのまま交換可能など。
実証実験結果は次の通り
 年間72万羽餌付のブロイラー農場での実証試験結果では、『コッコランプ』を1棟48個使い、従来の白熱電球と比較した。生産成績ではほとんど差がなく、消費電力は白熱電球のほぼ1/8だった。
 この農場の5年間での照明コスト及びCo2の発生量を試算すると、電球代は高くなるが、電球代+電力料金では、『コッコランプ』は白熱電球に比べて約1800万円の削減、Co2で396トンの削減試算となった。『コッコランプ』の電球設置コストは、1年少々で回収できる。
 今回のブロイラーの実証試験に続き現在、大規模ブロイラー農場および20万羽採卵鶏農場でテストを実施している。
LEDについて
 LEDとは光を発する半導体のことで、これまでの白熱電球や蛍光ランプ、水銀ランプと違い、特殊な物質に電気エネルギーを与えると、直接光に変わるという新しいしくみの光源だ。
 近年、LEDの開発・改良はめざましく、携帯電話のバックライトや交通信号機などに応用されており、低消費電力・長寿命・小型化が可能・指定角度の範囲で発光などの特長があり、いずれ白熱電球からLEDに置き換わるといわれている。
 地球温暖化対策からも、省エネルギー型電球に置き換える取り組みが世界各国・地域で活発化している。こうした観点からも、今後LEDランプが畜産でも広く普及し、地球温暖化対策にも貢献できるもの、と同社は期待している。

※『コッコランプ』に関する問い合わせは、
全農畜産サービス(株)施設・資材部 TEL:03-5245-4871まで

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