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【タキイ種苗】
『桃太郎ゴールド』 桃太郎シリーズ初の橙黄色トマト

桃太郎ゴールド  タキイ種苗(株)(瀧井傳一社長、本社:京都市下京区)は、大玉トマトの新品種『桃太郎ゴールド』の種子を新発売する。従来の桃太郎の桃色系統に橙黄色(とうこうしょく)をラインアップし、よりいっそう消費者ニーズに対応していく。近年、食の多様化が進み市場や量販店などでは、今までにない新規性をもった品目が求められている。 野菜の販売額でNo.1を誇るトマトに関しても例外ではなく、従来にない新しいタイプの品種が要望されていた。これまでミニ、中玉などが生みだされてきたトマトだが、食卓のニーズは広がるばかり。 新発売の『桃太郎ゴールド』は食味のよい大玉トマトで、特に果色が橙黄色で可憐に美しい...

桃太郎ゴールド
桃太郎ゴールド

 タキイ種苗(株)(瀧井傳一社長、本社:京都市下京区)は、大玉トマトの新品種『桃太郎ゴールド』の種子を新発売する。従来の桃太郎の桃色系統に橙黄色(とうこうしょく)をラインアップし、よりいっそう消費者ニーズに対応していく。
近年、食の多様化が進み市場や量販店などでは、今までにない新規性をもった品目が求められている。
 野菜の販売額でNo.1を誇るトマトに関しても例外ではなく、従来にない新しいタイプの品種が要望されていた。これまでミニ、中玉などが生みだされてきたトマトだが、食卓のニーズは広がるばかり。
 新発売の『桃太郎ゴールド』は食味のよい大玉トマトで、特に果色が橙黄色で可憐に美しいのが特長。「桃太郎」は「トマトといえば桃太郎」と、日本を代表する品種に成長しているが、果色はこれまで桃色系統しかなかった。今回、これに橙黄色があらたにラインアップされた。
 店頭での販売が開始されれば、消費者の購買意欲の向上に一役を担うものと期待されている。
 いっぽうで、トマトは抗酸化成分であるリコピンを多く含んでいるが、『桃太郎ゴールド』はリコピンの中でも体内に吸収されやすいシス体のリコピン(注)を含むトマトとしての市場性が期待されている。
 同社では今後、全国のトマト産地や、道の駅、直売所などに、差別化ができ注目を集める品種として推進をはかっていく。家庭菜園分野では、栽培しやすい、カラフルな桃太郎として普及をはかっていくことにしている。
 なお、今後、家庭菜園向けには小袋販売の予定も。
【タキイ種苗・広報出版部の談話】
 今まで、ほとんど市場に流通していない大玉トマトの橙黄色は、今後、消費者の注目を集めると考えられる。また、糖度と酸味のバランスがとれている桃太郎の食味のよさを兼ね備えている魅力もある。果色と美味しさの面で普及をはかっていきたい。
 トマトは、抗酸化成分をもつリコピンを多く含み、生活習慣病の予防などに有効だが、『桃太郎ゴールド』は体内への吸収がよいとされるシス体のリコピンをもち、機能性の面でも優れている。
色目の美しさからカットしただけでも、従来の桃色系品種と組み合わせてカクテルサラダとして利用できる。その他、果肉がしっかりしているので焼きトマトにしても彩りが映え、さらに、調理用としてトマトソースやラタティーユにしても美味しく食べられる。市場性の広がりを期待したい。
 (注)シス体のリコピン トマトに含まれるリコピンには、構造的な特徴をもつ2つのタイプがある。1つはオールトランス体、もう1つはシス体。桃〜赤系のトマトに含まれるリコピンのほとんどはオールトランス体。シス体のリコピンはオールトランス体のリコピンよりも体内への吸収がよいという報告がある。

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