同社は、既に「MY−100(オキサジクロメホン)」を配合させた「キチット」において3剤型をそろえ好評を博しているが、「キチット」を維持拡大しつつ、「バッチリ」を普及展開する意向である。
今回、農薬登録を取得したのは『バッチリ1キロ粒剤』、『バッチリフロアブル』の2製剤。「ジャンボ剤」も既に登録申請されており1キロ、フロアブル、ジャンボの3製剤を品揃えした暁には、「キチット」とともに同社の水稲用除草剤事業を牽引することとなる。
「バッチリ」は、ノビエに限らず、コナギをはじめ広葉、カヤツリグサ科など広範囲の雑草に優れた効果を示すほか、近年、全国的に増加しているSU(スルホニルウレア)系除草剤抵抗性雑草にも草種を問わず高い除草効果を示す。
他の特長は、効果発現が極めて速い、温度条件による効果の変動が少ない、水稲への安全性が高く、田植同時処理にも十分対応できる、など。水田雑草防除は「キチット、バッチリ」きめたい。
本剤を上市することにより、同社では「より幅広く農家の皆様のニーズに対応していきたい」としている。
※小高根社長の「高」の字は、本来は旧字体です。