スチールタイプでドックシェルターをつけたもの 入出荷時に室内外気の流出を遮断する |
衝撃吸収パネル「ショックガード」実例 パネルがたわむことで破損を防ぐ |
三和シヤッター工業(株)は生鮮食品を取り扱う冷蔵倉庫や食品配送センターなどに使う扉として、「断熱スライダー〈NSチルド〉」を8月1日(アルミタイプのみ10月1日発売)から全国発売する。
同商品はドアパネルが天井にそって収納されるオーバースライド式のフラットタイプ断熱扉。パネル材はスチール、ステンレス、アルミの3種類ある。
パネル内部に硬質ウレタンフォームを使用することで、断熱性能を格段にアップさせた。アルミ製では従来品に比べて32%断熱性が向上している。各シール部にゴムを配して気密性を高め、ドックシェルターを併設することで納入時の外気や異物の流入も防ぐことができる。より高い断熱性と気密性を実現したため、空調効率が良くなり省エネ効果も高い。
ドアの急降下を防ぐ「急降下停止装置」や、継ぎ目に手を挟まれないようにするピンチレス構造、フォークリフトなどが衝突しても衝撃を吸収するショックガードなど、安全性に配慮した設計となっている。さらにはフラットタイプなため、ホコリや水分などが溜まりにくく衛生面でも優れている。
参考価格は幅2500mm×高さ2750mmで66万7000円(税込み、工事費や諸経費は含まず)。初年度は500セット、約3億円の売り上げを目指す。詳しい商品仕様は下図参照。