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【出光興産】
「タフブロック」が土壌伝染性病害に適用拡大

使用場面の枠を広げ、防除の省力化にも期待が

新潟県の大規模育苗センターにおける育苗風景  出光興産(株)(天坊昭彦社長、本社:東京都千代田区)はこのほど、農薬成分にカウントされない水稲用種子消毒剤『タフブロック』が、土壌伝染性病害「苗立枯病(リゾープス菌、フザリウム菌)」に適用拡大となったことを明らかにした。 本剤は、既に水稲栽培において防除が不可欠な5種類の種子伝染性病害である「いもち病・ばか苗病・苗立枯細菌病・もみ枯細菌病・褐条病」に農薬登録を取得し今春から市場投入されているが、今回の適用拡大により1回の処理で種子伝染性病害と土壌伝染性病害を同時防除する道が拓かれた。 この適用拡大は、農薬成分にカウントされない『タフブロック』の使...

新潟県の大規模育苗センターにおける育苗風景
新潟県の大規模育苗センターにおける
育苗風景

 出光興産(株)(天坊昭彦社長、本社:東京都千代田区)はこのほど、農薬成分にカウントされない水稲用種子消毒剤『タフブロック』が、土壌伝染性病害「苗立枯病(リゾープス菌、フザリウム菌)」に適用拡大となったことを明らかにした。
 本剤は、既に水稲栽培において防除が不可欠な5種類の種子伝染性病害である「いもち病・ばか苗病・苗立枯細菌病・もみ枯細菌病・褐条病」に農薬登録を取得し今春から市場投入されているが、今回の適用拡大により1回の処理で種子伝染性病害と土壌伝染性病害を同時防除する道が拓かれた。
 この適用拡大は、農薬成分にカウントされない『タフブロック』の使用場面の枠を広げたことに加え、防除作業の省力化にも期待が寄せられており、さらに、今後はトリコデルマ菌、ピシウム菌への適用拡大が検討されている。
 『タフブロック』の有効成分は、栃木県農業試験場が発見した「カビの仲間」であるタラロマイセス フラバス菌。同菌は、病原菌を直接殺菌するのではなく、種もみの表面で素早く増殖し、苗づくりの期間中、病原菌の活動を抑制することにより、病害の発生を予防する。
 使用回数の制限がないなど、極めて安全性が高く、かつ環境にもやさしい防除剤に仕上げられた。今春からの市場投入の結果を見ても新潟、富山、長野など全国有数のコメ生産地域において高い評価が得られている。
 同社では、今後とも「食の安全・安心を目指し、微生物防除剤の製品ラインアップの充実をはかるとともに、生産現場の省力化につながる技術提案についても積極的に取組んでいく」(アグリバイオ事業部)と言う。
 取扱いは協友アグリ、北海三共、出光興産の3社。
【問い合わせ先】
出光興産(株)アグリバイオ事業部 電話(03)3829−1457

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