「JAグループ推奨除草剤として 普及拡大をはかっていきたい」と 語る安藤常務 |
ここに来て、水稲農薬、とりわけ水稲用除草剤分野を拡充・強化している協友アグリ(株)。ここに取り上げる水稲用初・中期一発処理除草剤で系統一元品目の「バッチリ」は、3成分・3製剤をラインアップさせ、特栽米、田植同時処理にも全面的に対応可能で、“JAグループ推奨”除草剤として普及拡大していく。
有効成分の特長を見ると、ピラクロニルはノビエに加えSU抵抗性雑草を含めたコナギなどの一年生広葉雑草およびオモダカなどの多年生雑草に高い効果を示す。また、イマゾスルフロンはクログワイ、シズイ、コウキヤガラなどの多年生雑草に対して幅広く優れた効果を示す。さらに、ブロモブチドはホタルイに対して高い効果を発揮する。
この3成分で1キロ粒剤、ジャンボ、フロアブルの3製剤をラインアップした。地域、ほ場条件に適した製剤を選択したい。問題雑草やSU抵抗性雑草に幅広く安定した効果を発揮することが最大の特長で、「問題解決型水稲用除草剤」としてのピラクロニル関連剤をリードする。
3成分・3製剤の除草剤は特別栽培米に適しているほか、田植同時処理にも全面的に対応可能。系統一元品目で、「担い手対策」対象品目でもある。担い手規格は、1キロ粒剤が10kg袋、フロアブルが2Lとなっている。
「特別栽培米暦、田植同時処理場面などを中心に “JAグループ推奨”除草剤として普及拡大をはかっていきたい」(安藤敏常務取締役営業部長)と熱が入る。
普及目標面積は、全国で10万ha。
3成分・3製剤を揃えた「バッチリ」剤。 特別栽培米に適しているほか、田植同時処理にも全面的に対応する。 (左から)バッチリ1キロ粒剤、バッチリフロアブル、バッチリジャンボ |