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【協友アグリ】
"JAグループ推奨"除草剤として普及拡大

特栽米、田植同時処理にも全面的に対応可能

シリーズ『業界地図を塗り替えるピラクロニル』
-問題解決型の実践的な水稲用除草剤-
(1)「バッチリ」
  本紙既報の通り、協友アグリ(株)(小??根利明社長、本社:川崎市高津区)はこのほど、JA全農と共同開発した新規除草成分ピラクロニル単剤・混合剤の本格的な市場投入を明らかにした。その数は8製品・17製剤におよぶ。ピーク時の普及目標面積は30万ha強。
 問題雑草やSU(スルホニルウレア)抵抗性雑草に対して優れた効果を発揮するものとして大きな期待が寄せられており、同社では「問題解決型の本格派の水稲用除草剤」(小??根社長)に位置づけ、積極的な普及推進を展開していく。
 そこで本紙では、全7回のシリーズとして水稲用除草剤の業界地図を塗り替えるとも見られるピラクロニル単剤・混合剤各剤の製品コンセプトと普及戦略を見ることにした。

「JAグループ推奨除草剤として普及拡大をはかっていきたい」と語る安藤常務
「JAグループ推奨除草剤として
普及拡大をはかっていきたい」と
語る安藤常務

 ここに来て、水稲農薬、とりわけ水稲用除草剤分野を拡充・強化している協友アグリ(株)。ここに取り上げる水稲用初・中期一発処理除草剤で系統一元品目の「バッチリ」は、3成分・3製剤をラインアップさせ、特栽米、田植同時処理にも全面的に対応可能で、“JAグループ推奨”除草剤として普及拡大していく。
 有効成分の特長を見ると、ピラクロニルはノビエに加えSU抵抗性雑草を含めたコナギなどの一年生広葉雑草およびオモダカなどの多年生雑草に高い効果を示す。また、イマゾスルフロンはクログワイ、シズイ、コウキヤガラなどの多年生雑草に対して幅広く優れた効果を示す。さらに、ブロモブチドはホタルイに対して高い効果を発揮する。
 この3成分で1キロ粒剤、ジャンボ、フロアブルの3製剤をラインアップした。地域、ほ場条件に適した製剤を選択したい。問題雑草やSU抵抗性雑草に幅広く安定した効果を発揮することが最大の特長で、「問題解決型水稲用除草剤」としてのピラクロニル関連剤をリードする。
 3成分・3製剤の除草剤は特別栽培米に適しているほか、田植同時処理にも全面的に対応可能。系統一元品目で、「担い手対策」対象品目でもある。担い手規格は、1キロ粒剤が10kg袋、フロアブルが2Lとなっている。
 「特別栽培米暦、田植同時処理場面などを中心に “JAグループ推奨”除草剤として普及拡大をはかっていきたい」(安藤敏常務取締役営業部長)と熱が入る。
 普及目標面積は、全国で10万ha。

バッチリ1キロ粒剤 バッチリフロアブル バッチリジャンボ
3成分・3製剤を揃えた「バッチリ」剤。
特別栽培米に適しているほか、田植同時処理にも全面的に対応する。
(左から)バッチリ1キロ粒剤、バッチリフロアブル、バッチリジャンボ

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