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【サカタのタネ】
「ヒャクニチソウ」で待望の『イエロー』

全12品種の『ジニア プロフュージョンシリーズ』

さわやかで明るい黄色が美しい「プロフュージョン イエロー」  (株)サカタのタネは5日、1999年の発売以来、世界2大花き品評会のFSとAASにも入賞し(【解説】)、国内はもとより世界中で好評を博している『ジニア(注1) プロフュージョン』シリーズ待望の新色として、『ジニア プロフュージョン イエロー』を開発、同種子の販売開始を明らかにした。 種子販売は、09年2月16日から全国の種苗店を通じ開始し、税込み希望小売価格は1袋1000粒入り4200円。 『ジニア プロフュージョン』は、胚珠培養(注2)という育種工学技術を用いジニアの種間雑種として同社が世界で初めて商品化した、耐病性と開花持続性...

さわやかで明るい黄色が美しい「プロフュージョン イエロー」
さわやかで明るい黄色が美しい
「プロフュージョン イエロー」

 (株)サカタのタネは5日、1999年の発売以来、世界2大花き品評会のFSとAASにも入賞し(【解説】)、国内はもとより世界中で好評を博している『ジニア(注1) プロフュージョン』シリーズ待望の新色として、『ジニア プロフュージョン イエロー』を開発、同種子の販売開始を明らかにした。
 種子販売は、09年2月16日から全国の種苗店を通じ開始し、税込み希望小売価格は1袋1000粒入り4200円。
 『ジニア プロフュージョン』は、胚珠培養(注2)という育種工学技術を用いジニアの種間雑種として同社が世界で初めて商品化した、耐病性と開花持続性に優れた画期的な品種。
 『ジニア プロフュージョン イエロー』は、ジニアとしては珍しい、さわやかな明るい黄色の花色をもち、高温期でも色あせしにくい特長がある。
 同品種の明るい花色は従来品種とのコーディネートで、よりカラフルでバリエーション豊かな植栽が可能となり、同社花統括部では全12品種をラインアップした「ジニア プロフュージョン』シリーズのメインカラーとして積極的に販売していく」という。
 
 (注1)ジニア メキシコ原産の主に一年草のキク科ジニア(ヒャクニチソウ)属の総称。 
 (注2)胚種培養 枯死する前に人為的に胚種部分を取り出し、人工培地上で培養し植物体にする技術。

 

【解説】
 FS(フロロセレクト)は、70年に創設された花きの審査会で、エントリーされた品種をヨーロッパ各地数10か所で栽培し受賞品種を決定するもの。
 AAS(オール アメリカ セレクションズ)は、32年に発足した花や野菜の優良品種の選定や普及・育成者の権利保護を目的としている非営利機関で、アメリカ、カナダの一般園芸愛好家に対し新しい花壇材料を紹介、普及することを目的に活動しており、世界の主要な花種苗会社が競って新しい育成品を出品する園芸業界でもっとも権威のある業界団体。
 花に関しては、年1回メキシコからカナダまでの北米大陸20か所で栽培試験が行われ、栽培結果の優秀なものについて入賞品種が決定されるもので、「花のオリンピック」ともいわれている。
 誇りと新品種の普及という営業的な面において大きな効果があることから、各社が受賞にしのぎを削っている。

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