従来、おでんは鍋とともに「冬の食卓を飾る定番」のイメージがあったが、冬のイメージから春へと、新たな風を送る。春の旬である竹の子や新鮮野菜をたっぷり使用し、かつ鯛とかつおの風味を効かせた白だしに玉子、大根、竹の子、鶏だんご、しらたき、結び昆布の、6種6品の種を入れた、1人前の調理済みパックのおでんを提案した。
ごぼう、人参、玉ねぎなどの野菜がたっぷり入った鶏だんごを加えることで、すっきりとした味わいの白だしにコクを付加したことも大きな味わい。
軽く温めるとだしがふわりと香り立ち、肌寒さの残る春の食卓にほっとする美味しさを添え、癒しさえも招くとの印象。「硝子戸におでんの湯気の消えてゆく」(虚子)もあったが、新たなおでんの世界に虚子も喜んでいるだろう。おでんで、花見に一杯。
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