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【サカタのタネ】
トルコギキョウで新品種  サカタのタネ

マシュマロにグリーンが

 サカタのタネは、暖地の秋冬切り栽培に好適なトルコギキョウの中生八重咲き品種「マシュマロ」シリーズの新品種として「マシュマロ グリーン」の種子を09年3月23日から全国の種苗店を通し、生産者向けに販売開始した。

『マシュマロ グリーン』
『マシュマロ グリーン』

 これにより好評の同シリーズは、需要の高い「ピンク」、「ホワイト」、「グリーン」の主要3色をラインアップさせたことになる。
グリーン系品種はホワイト系、ピンク系に次いでブライダルをはじめとする冠婚葬祭の定番色として特に需要が高く、根強い人気がある。
 「マシュマロ グリーン」は、秋から冬の低温・短日期にブラスティング(注1)やチップバーン(注2)が起きにくいため、栽培がしやすい品種。分枝性に優れてよく咲くためボリュームがあり、草丈もとれ、花弁も厚く花もちがよいので、高品質の切り花が出荷できる。
 希望小売価格(税込み)は、プライマックス(登録商標・注3)種子1袋3000粒入り9975円。
 「マシュマロ グリーン」種子販売に伴い「同ホワイト」、「同ピンク」の規格もプライマックス種子販売に変更された。初年度販売目標はシリーズ合計で2500万円。生花は、09年10月ごろから主要生花市場へ出荷開始される予定。
 (注1)ブラスティング 蕾(つぼみ)が成長を止め、開花することなく枯れてしまう現象。
 (注2)チップバーン 葉の先が茶色に変色し、最終的に枯れてしまう現象。窒素過多、カルシウム不足で起きる。
 (注3)プライマックス 種子の発芽性を向上させるために施す物理的、化学的な処理のことをプライミングといい、この処理を行うことを同社では「プライマックス」と呼んでいる。

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